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牛肉の「雌牛」と「雄牛」の違いって?
肉処高松亭は、京都は宇治、六地蔵で、近江牛を100g398円から販売する、上質な和牛を気軽に味わえるをコンセプトに、お客様のニーズにこたえる精肉店です。
昨日の極上近江牛バラを入荷した「インサイドスカート」が飛ぶように売れて、多くのお客様に喜んでいただく事ができてホッとしております!
そんなに多くはないですが、まだ昨日捌ききっていない分がありますので、本日もまだ、お買い求めしていただけますのでどうぞご利用くださいませ!
さて、本日みなさまにオススメする商品は、「北海道産のクラシタ」です。
「クラシタ」??
また昨日に続いて聞きなれない名前が登場しましたね(笑
この「クラシタ」という部位は「肩ロース」の事です。
このクラシタ、『産まずの雌牛なんです』!
??「産まずの雌牛」??・・・
「産まずの雌牛」って言われただけでは何がどう良いのか全くわからないですよね。
では、何がどう良いのかについてお話しますね。
うまい肉は基本「雌牛」
味がのっていて、歯ごたえも柔らかく、身の詰まった肉質。
これが「雌牛」の特徴です。
雄牛は基本去勢されます。
去勢しないと気性が荒く、肉質が悪くなるからです。
でも、去勢しても、やはり気性は雌牛に比べると荒いため、肉質は落ちます。
だから、雌牛の方が肉質が良くなるのですが、味はどうしてのってくるのか。
これは、人間と同じで、雌牛の方が基本的に体が小さいため、栄養が体中に行き届きやすく、また、体が大きいとどうしても味が薄まっちゃいます。
体が大きい雄牛は、水分もたくさん摂らなければなりません。
そうすると、どうしても味が希釈されてしまいます。
なので、味わい深いのも雌牛になってくるのです。
「じゃあなんでみんな雌牛を使わないの?」
って思いませんか?
それは「売れないから」です。
みなさんはお肉を買うとき、何で良いお肉か、そうじゃないお肉かを判断しますか?
おそらく多くの方が「見た目」で判断をしているのではないでしょうか。
・霜が降ったサシのきれいなお肉。
・色鮮やかな淡~いしゅう色のお肉。
・肉の断面が広いお肉
などなど、これらの情報はすべて「見た目」から来るものです。
これらが見栄えするお肉がすなわち「雄牛」で、
あまり見栄えしないのが「雌牛」なため、
スーパーやお肉屋さんでは、美味しいとわかっちゃいるけど、見栄えがしないのと、肉質が柔らかいとお肉が切りにくいため、
お肉屋さんは雌牛を嫌います。
生産のうえでも貴重な雌牛
また、牛を繁殖していく上で、貴重になってくるのも雌牛です。
雄牛はタネを撒く側なので、複数の相手に対して種付けを行なえますが、
雌牛は基本1頭につき1頭の生産効率なため、
雌牛を減らすと仔牛の生産が出来なくなってしまいます。
なので、雌牛は生産側で重宝されるため、頭数自体が雄牛に比べると少ないってのも流通しない理由の一つです。
出産を経験すると肉質が変わる
「子供を産んでから〇〇が変わった」
なんて事をよく耳にします。
そうです!
人間も出産を経験すると、体質が変わるとよく聞きます。
これも牛と同じで、
雌牛も、出産を経験すると肉質がガラッと変わっちゃうんです。
しっとり感がなくなり、肉質が硬くなり、色も黒っぽくなる。
こうなると、見た目もあまりよくないし、食べてもあまり美味しくない。
だから「産まず」にこだわるんですね!
っとまぁ、ここまで雌牛について色々とお話をしてまいりましたが、
一言でいうと「うまい」んです!!
そんな「産まずの雌牛」を極力仕入れるように努めており、今日はそれに該当する
「特撰和牛のクラシタ」をご紹介しました。
売り場では「ロース」とか「はねした」と表記されておりますので、ぜひ高松亭の「ロース」を味わってみてください!
今日も美味しいお肉、たくさんご用意してお待ちしております!!
【高松亭のきょうのご馳走レシピ】
「牛肉とアボガドの甘辛焼き わさび添え」
材料 (2人分)
- 牛肉(焼き肉用) 100~120g
- アボカド(小) 1個
- A
- しょうゆ、みりん 各大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 万能ねぎ 適宜
- 「S&B 本生きざみわさび」 適宜
- 塩 こしょう ごま油